「海野の笑い方は少し佐助に似ているな」
「そうですか?」
穏やかにそう答えてまたへらりと笑った海野とは対照的に、物凄く嫌そうな、それこそこの世の終わりのような顔をした佐助が全力で否定してきた。
「旦那っ今の言葉訂正してっ…似てない!似てないから!!」
「佐助…流石にその反応は傷つくぞ」
悲しげに胸を押さえた海野がぼそりと呟けば、嫌そうな顔から即座に夜叉のような顔へ表情を塗り替えて佐助が怒鳴る。
「普段のお前の行いを思い返してから物を言えっ」
「特に何も思い当たらんが」
へらへら笑っている海野のその言葉を受けて、佐助がゆらりと陽炎を立ち昇らせながら苦無を構えた。
目が本気だ。
「やめろ佐助」
膝立ちのその身へ手を伸ばして制止してやれば、主の言葉には逆らえぬのかしぶしぶ得物を懐へと仕舞いなおした。
「何をそんなに嫌がるのだ?」
「何って全部嫌!俺とこのおっさんに似ている部分があるなんて認めません」
「海野の笑い方が少し似ているだけだろう」
「絶対嫌!んな事言われるくらいなら俺様この先笑顔封印する!」
「んなっ?!そこまで嫌なのかっ?!」
当事者でない幸村でさえここまで驚いたのだから、海野も相当驚いたのだろう。
いつもは柔和な笑みを浮かべているその表情がどこか寂しそうだ。
「だいたい何処が似てんの?全力で改善するから今すぐその近似箇所を詳しーく教えて!」
改善というからには今の状態が悪いというのは確定済みらしい。
仲がそう悪いとは思っていなかった二人だけに、どうにも困惑してしまう。
「幸村様、別に我らは仲が悪いというわけではありませんよ」
考えていたことが顔に出ていたのか、海野がすかさずそんなことを言ったが、幸村の複雑な心中など知らぬ佐助は真剣な表情で淡々と言い返した。
「俺がお前と仲良しならこの世の生き物全てと超親密な関係って事になるわ」
「双方の意見に相違があるようだが…」
意見の食い違いっぷりにさらに困惑すると、海野がまたやんわりと先を続けた。
「照れているのですよ」
「どこまでお前は幸せな頭してんだよ…っ」
またも剣呑な空気を纏いだした佐助が今度は別の忍具を構えている。
一体それが何処から取り出されたものなのか、幸村には確認することが出来なかったので素直に感心してしまう。
しかし今はそれどころじゃない。
「とりあえず佐助は落ち着け。海野もあまり煽るな」
宥めるための言葉を口にするも、いつもと立場が真逆すぎてどうにも違和感が残る。
普段落ち着きとは無縁の生活を送っているのは幸村のほうで、この言葉を自分から発することなんてそう無いことだ。
言いなれぬ言葉に何故かそわそわする。
しかしそれは佐助も同じだったようで、凄く悔しそうな顔で「まさか旦那にそんなこと言われる日が来るとはっ」なんて目頭を押さえている。
失礼な奴だ。
「そんな口を利くようなら海野との共通点を全力で探してやろう」
「えっ…ちょっすんません!ごめんなさい!それは勘弁っ!!」
「あの、それは流石に私が可哀相過ぎると思うのですが…」
本気で嫌がっている佐助の後ろで海野が控えめに提言している。確かに一番可哀相なのは海野だ。
「すっすまん…。佐助の反応が面白くてつい…」
「いえお気になさらず…」
そう言いつつも海野は少し悲しそうだ。
笑い皺の残る目元を眇めて何処か遠くを見てしまっている。流石にさっきのは失言だった。
「うっ海野!俺は別にお前を嫌っているとかそういうのでは無いからな!」
「俺は嫌いだけどね」
「お前は黙ってろ!」
余計な茶々を入れてくる佐助を拳で黙らせ、あたふたと言い訳するとさっきの表情とは打って変わって海野が晴れやかな笑顔を浮かべた。
「私には勿体無いお言葉です幸村様」
「そ…そうか?」
さっきまでの悲しげな表情は何処へやら、ふわふわと花でも飛ばしそうな勢いである。
それに安心してほっと息をつくと、その笑顔は佐助とは全く似ていないことに気付いた。
「今の笑い方は全く似ておらんな」
素直に口に出せば、海野が笑みを深めた。
「それはそうですよ。私のような古株の忍は佐助の笑い方を真似るのが得意なんです」
「真似?」
「ええ。真似です」
にっこりと笑って頷いた海野は、一瞬笑みを消した後すぐに口元を緩めてまたあのへらりとした、佐助の笑い方をしてみせた。
「似ているとおっしゃったのはこの笑い方でしょう?」
「おお…!!確かに!」
「というわけだ、佐助」
幸村の楽しげな肯定に上機嫌な様子を隠しきれない海野は、さっきから沈黙を守っている佐助のほうへわざとらしく笑って見せた。
「…あれか」
佐助は低い声でそう呟くと、「あー」とか「うー」とか意味の分からない呻き声を上げている。
どうにも笑顔が似ていた理由に思い当たったらしい。
そんな佐助の様子に満足したのか、海野が佐助に似た笑顔を浮かべたまま幸村のほうへ向き直った。
「実はですね、この笑い方を教えたのは佐助自身なのですよ」
「あの時の俺、死んでしまえ…っ」
不穏な言葉を吐いている佐助は一先ず置いておいて、幸村は海野の言った言葉に興味を引かれた。
笑い方をわざわざ教えるというのにもそうだが、何故佐助の笑い方なのか、ということだ。
しかも教えたことを忘れるくらいなのだから、かなり昔のことなのだろう。
「海野、詳しく聞かせてくれ」
「ええ、もちろん」
そう言って姿勢を正した海野は、懐かしむように過去を語り始めた。
まだ幸村が弁丸と呼ばれていた頃、佐助もまだ忍隊の長などではなく、上からは若造と言われて頭をわしわしと撫でられるくらいの年頃だった。
しかし若いと言っても忍としての腕は申し分なく、振るう武器の鋭さも感情の揺れぬ瞳も、すべてが完成された忍のものだった。
真田の元へ来たばかりの頃は、忍らしく冷淡で人形のように表情の無い子供だと思われていたのに、その印象が隊内に浸透する前に、どこかで処世術でも学んできたのか、直ぐに子供らしく懐こい一面を覗かせるようになっていた。
その姿が素なのか演技なのか、時折覗かせる瞳の闇に疑問を覚える者もいたが、隊に馴染むにはその懐こい一面は確かに役に立っていた。
今から思えば、そんな若い頃から身の丈にあった振る舞いが出来るほどに冷めた忍だったのだ。
不要ならば感情など感じさせない人形のような振る舞いも出来ようが、対人関係なんていう面倒なものに有効だと知ると、即座に自分を対応させてしまう。
全く子供らしくない子供だった。
そんな冷めた忍を交えた真田忍隊の穏やかな、…戦国の世の中ではまだ平和に近い日々が続いていたときに、一人の忍がこう言った。
「お前の笑顔はどうも胡散臭い」
当たり前と言えば当たり前のことだった。
その笑顔の中に一割でも本気の感情が入っているのかさえ疑わしいのに、胡散臭くない方がどうかしている。
しかし佐助はその胡散臭いといわれた笑みを浮かべたまま緩く流すだけだった。
隊内で胡散臭いと言われようと、笑い方を変えられない理由があったのだ。
「佐助!」
「はいはい何ですかー?」
明るく響く子供の高い声。
そして緩く答える忍。
とたとたと軽快な足音をたてて走り寄ってくる子供の姿は何とも可愛らしい。
満面の笑みを浮かべたその子供が向かう先は、名前を呼んだ忍の元。
そう、何故か佐助のその胡散臭い笑い方は、主である真田昌幸の二番目の息子、弁丸様のお気に入りだったのだ。
理由は分からない。
分からないが、佐助がへらっとあの胡散臭い笑みを向ければ、邪気なんてものは欠片も見当たらない輝かんばかりの笑顔を返されるのだ。
それが忍隊の者に知れた瞬間、佐助に対する胡散臭い発言はぴたりと止んだ。
止むだけに留まらず、その笑みを奨励する者まで出てきた。
弁丸の姿を見かけるたびに「佐助ぇっ今すぐあちらに向かって笑って差し上げろっ」「うおおおっ貴様の笑みは忍隊の誉れぇぇっ」「良い笑顔だ畜生☆」などという発言が飛び交うのである。
手の平を返すと言うのはこういう事を言うのだ。
内心引いていた佐助も、主家の人間の機嫌が良くなると言われれば文句はない。
弁丸に会うたびにへらりと笑い、ある時はわざわざ呼び付けられてまで笑わせられた。
そうして、見る者にとっては微笑ましい、しかし当事者(というか佐助)にとっては複雑な日常が出来上がっていった。
しかしそんなある意味平和な日々もそう長くは続かなかった。
佐助が弁丸に向かって笑い掛けるたびに、忍隊の人間が何とも言えない目で見つめるようになったのである。
忍の癖に目が「お前だけずるい」と物語っているのだ。
佐助としてはいい迷惑である。
しかしその状況をそのままにしておけば、何とも間抜けな理由で火種が出来てしまう。
子供の笑顔一つで大人げないと言えばそれまでだが、佐助はそれなりに寛容な子供であり、またそつのない性格の忍だった。
そしてとった行動が「子供受けする笑顔の猛特訓大会」なるものだった。
発想からして既に武田に毒されている印象を受ける大会名だが、佐助は本気だった。
有能で知られる真田忍を集め、真面目な顔で「弁丸様に笑ってほしかったら言う通りにしろ」と指導を始めたのだ。
諜報活動に特化した者たちについては、表情を偽ることなど朝飯前。
佐助の表情の特徴を捉えると、簡単に真似てしまった。すぐに弁丸の元へ出向いて効果を試してみれば、返ってきたのは輝かんばかりの笑顔。
その場で卒倒してしばらく帰ってこなかった。
しかしそれを見た忍達は俄然燃えた。
今までこれほど真剣な表情(注:笑顔)を見せただろうかという気迫で笑顔の練習にいそしんだ。
そして一番厄介だったのが戦忍達だった。
不敵な笑みなど良く浮かべるものの、表立って動くことの多い彼らは緩い笑みなどと縁のない生活を送っていたのだ。一朝一夕で身につく訳がない。
佐助が「はーい余計な力を抜いてー」と言えば、表情の一切をそぎ落としたような、実に戦いやすい冷静な表情を浮かべる。
「あー、んじゃちょっと口の端持ち上げて…」と言えば、どうにも凄みの利いた笑みを浮かべる。足軽などこれ一つで撃退できそうだ。
しかし求めているのはそんな効果では無い。
どちらかというと真逆のものだ。
思ってもみなかった壁にぶち当たった佐助は、「もしや…」とある可能性に気づきこう言った。
「弁丸様の笑顔思い出して下さい」
効果はてきめんだった。
まず余計な力が抜けた。
本当の意味でまったりとした表情になった。
これならいけるかも知れない。そう思った佐助は次の段階へ行動を移すべく続きを口にした。
「目元を僅かに緩めて、一緒に口の両端を持ち上げて下さい」
この言葉を受けて忍達が行動に移した瞬間、目の前に映った光景に佐助が飛びずさった。
「……っ!!」
声にならぬ声を身の内に押しとどめ、成長途中と分かる細い四肢を素早く動かし武器を構える。
流れるような動作の、一切の無駄のない臨戦態勢だった。迎え撃つ気満々である。
そしてそんな佐助の様子を見て、薄く冷笑を浮かべた戦忍達は素直に落ち込んだ。
「佐助…」
「や、あのすんません。…思わず体が」
「そんなに酷い笑顔だったか…?」
「酷い笑顔っていうか、…凄い笑顔です」
「どう凄いんだ…」
「何か、…強そう」
『………。』
全然嬉しくない、と顔に書いてある忍達を前に、佐助はため息をついて俯いた。
そして顔を上げた瞬間には、冷めた色の両目に火が灯っていた。どこか吹っ切れた表情だ。
「まさかここまで不器用とはねぇ…。もう俺様遠慮しないんで」
にっこりと胡散臭く笑った佐助は、次の瞬間鬼のように指導を再開した。
どこかまだよそよそしい態度をとっていた佐助が新たな一面を垣間見せた瞬間である。
まだまだ新米だったはずの佐助が上忍達をびしばし扱く姿はたとえ歴戦の忍でも恐怖を感じるものであり、遠くからこっそりその様子を覗いていた先代の長が「うむ、良い気迫だ」などと呟いていたのは海野しか知らない秘密である。
しかしその鬼のような指導が功を奏して、忍隊は見事胡散臭い笑みを習得し、弁丸様の可愛らしい笑みを独力で見られるようになった。
その際の佐助の報酬は幹部達に頭を撫でられるだけで終わったという。
それから佐助は時間外労働と損得勘定、さらに無料奉仕に物凄く厳しくなった。子供のころにそんな経験をしていればそうなるのも無理はない話だ。
これは余談だが、今現在生き残っている古参の忍達は各地で草として市井に溶け込んでいる者もいたりする。
揃えば多分、皆一様に佐助に似た胡散臭い笑顔を浮かべつつ、一番に幸村に挨拶に来るはずだ。
ある意味圧巻だろうから、海野は今からその場に居合わせられるよう虎視眈々と狙っている。
「と、まぁそんなことがございまして」
そう言って笑った海野の目元には笑い皺が残っている。
草にならない忍の顔に、これが残るのは珍しいのだという。普通は残っても眉間や鼻頭らしい。顰めたり、歯を食いしばったりして付く皺だ。
それも確かに濃く刻まれているが、海野の優しげな顔で一番目につくのはやっぱり笑い皺だ。
それが残っていることを、海野は誇らしいと言う。
「ってちょっとさー海野?黙って聞いてりゃ俺様が嫌々旦那に笑いかけてたみたいじゃないの。俺だって弁丸様の笑顔好きだったんだから」
「お前も素直になったなぁ…」
「何でそこで目頭押さえんのあんたはっ!」
またいらいらと佐助が海野に突っかかって行ったところで、幸村はさっきから落ち付かない己の内面をどうにかしようとうろたえていた。
何故か全身むず痒い。
あんな風に昔の話を他人の口から語られ、その上「弁丸様は佐助の笑顔が好きだったんですよ」などと今では覚えていないことを教えられては照れてしまうのも無理はない。
しかも今佐助の口から「弁丸様の笑顔好き」とか言われてしまったのだ。
余計に恥ずかしい。
顔に熱が集まるのを自分で自覚しつつも何とも出来ず、時間が解決してくれるのを深呼吸しながら待った。
しかしそういう時に限って他人は放っておいてくれないのだ。
「幸村様?少し顔が赤いようですが…?」
「いや、何でもない」
これが佐助なら「気にするな!」と憤慨出来るのに、相手は海野。からかう為などではなく純粋な心配をしてくれていると分かるからこそ邪険に出来ない。
「しかし…」
人の心配というのは勘違いとなると結構しつこいものだ。
誤魔化しても誤魔化されてくれない。
このままでは医師でも呼ばれて大騒ぎに発展しそうだと思い、ひとつ溜息を吐いて観念した。
「その、昔の話は…俺でも恥ずかしいのだ」
正直に告げれば海野がぽかんと口を開けて呆けた。
何か変なことを言ってしまったらしい。
「海野?」
「あー旦那、こいつの事は放っておいたらいいから」
呆けた理由を問おうとしたところで佐助が割り入ってきた。思わずそっちを見てしまい、またも顔に朱が昇る。
「あんたが破廉恥な話題以外でそんな顔するとはねぇ」
「うるさいぞ!」
やっぱり佐助はこうやって茶化してくる。
こっちは本気でこのむず痒い感覚をどうにかしようとしているというのに。
内心憮然として文句を言った瞬間、佐助はまたあの笑い方をした。
ついさっきまでは何とも思っていなかったのに、その理由を聞かされてしまえば平然としていられない。
余計に落ち着かなくなってくる。
しかし佐助はそんな幸村の様子など気にも留めず、へらへらと笑ったまま自分の顔を指差してこんなことを聞いた。
「旦那、今でも好き?」
「……!!」
かっと顔に血が上り、それを見られたくなくて顔を伏せる。
何でこういう時に限ってそんな意地悪な質問をするのだろうか。答えるのが恥ずかしいに決まっているのに。
というかさっきまで当たり前のように見ていたのに、どう答えて良いか分からない。
分からないというか、答えは「好き」か「嫌い」のどちらかだ。
どうでもいい、なんて答えはこんな赤い顔では嘘とばれてしまう。
ばれる以前に答えなどこの態度で分かってほしい。
いっそ「嫌いだ」とでも言ってしまおうか。
しかしそんな思ってもいないこと言って、もう笑わなくなってしまったらそれこそ最悪だ。
この今の笑顔だって、元はと言えば弁丸のために作られたものだ。
理由が理由だけに、嘘でも「嫌い」と口にしてしまえば冗談抜きで笑わなくなってしまいかもしれない。
それは駄目だ。
それなら言うべき言葉は、ひとつしか無くて。
「……っ」
言おう言おうと口を開いても、言葉が出てきてくれない。
もう結構な時間が経ったというのに、佐助は沈黙を破ってくれない。
顔を見せたくないから顔をあげられなくて、上げられないから向こうの表情も見えない。
今もしにやにやと笑っていたらぶん殴ってやるのに。
そんな風に八つ当たりしながら腹に力を入れると、呻くように口にした。
「……好きだ」
蚊の鳴くような声でも、忍の聴覚なら捉えられただろう。
それが分かるからこそ余計に恥ずかしい。
どう頑張っても顔を上げられず、腕で頭を抱えたまま沈黙に耐えた。
もう、いっぱいいっぱいだ。
これから昔の話を聞く時は、もう少し慎重に考えてからにしよう。
そう決意して溜息をついた。
もし、今ここで親切で茶目っ気があって佐助より強い第三者がいれば幸村に「顔を上げてみて下さい」と言えただろう。
そうすれば同じくらい顔を赤くした佐助を見ることが出来ただろうから。
しかしこの場にいた第三者である、親切で茶目っ気があるけど実力的には敵わなかった海野は、佐助に的確に無力化された後だった。
それだけが残念なことである。
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いつぞやの日記妄想をリサイクル。
真田主従はこれくらい恥ずかしいやり取りを素でやってそう。
でも佐助の笑い方は胡散臭いと思います。
そして弁丸様は昔から忍ホイホイだと思います。
更に、天然で良いモノを見極めちゃう慧眼も昔からだと良いですよ。
因みに、この後海野さんは草屋敷に帰ってから「旦那、今でも好き?」と佐助の真似をして、顔の形が変わる寸前まで殴られます。